万里の長城の長さが実際は2.4倍、全長2万キロ超に

6日の中国の各新聞によると、中国国家文物局は、世界で最も大きい建造物で世界文化遺産に指定される「万里の長城」について秦代（紀元前221～同206年）や漢代（紀元前202～紀元後220年）などの時代すべてを含めた長さを改めて計測したところ、2万1196．18キロだったと判明した。
中国国家文物局は2009年、今ある万里の長城の大部分を占める明代（1368～1644年）に建造された長城の長さを8851．8キロと公表した。今回はそれよりも前の時代もあわせて、初めて科学的に計測したとし、全体の長さがは一気に2．4倍になった。
万里の長城は、中国の31省・自治区・直轄市のうち、北京市、黒竜江省、河南省、青海省、新疆ウイグル自治区など15の地域に跨ぐことも判った。北京市はこの中で約600キロを占めた。また城壁やとりでなど長城の遺跡は4万3721カ所に上った。　

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